平成24年度全視連視聴覚教育功労表彰者
全国視聴覚教育連盟では、各都道府県教育委員会および各加盟団体の推薦により、平成24年度 全国視聴覚教育連盟「視聴覚教育功労者」12名が決定いたしました。
なお、表彰式は8月3日(金)開催の国立オリンピック記念青少年総合センターでの「第16回視聴覚教育総合全国大会 第63回放送教育研究会全国大会 合同大会(東京大会)」の全視連・団体別研究会場において開催いたしました。
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都道府県名 |
功績概要 |
表彰者氏名 |
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1 |
茨城県 清水 啓志 |
昭和32年から平成10年まで日立製作所に勤務。昭和58年から日立市視聴覚センターのパソコン教室の講師を務め、デジカメ操作編集、デジタル映像操作編集などの講習を約26年間続けた。平成15年からは、日立市視聴覚教育推進委員となり教材制作部の部長を務め、ビデオ「ふるさと再発見シリーズ」や「日立の文化財めぐり」(三部作)の制作に携わり、全国自作視聴覚教材コンクールで入選。東日本大震災の津波の様子を撮影し「日立市川尻町の災害」としてまとめるなど、数多くの映像資料を残し地域の視聴覚教育の振興に貢献している。 |
2 |
群馬県 水口 アキヱ |
民間企業を退社後、自らが所属する生活学校やガールスカウト等の集会時に映写活動を行い、市民に視聴覚教育に対する啓発活動を行うとともに、市内公民館・学校・保育所などに対し精力的に映写活動を行った。昭和50年から36年間、高崎市視聴覚教育技術者連盟会員として活動を行い現在に至る。同連盟の理事及び役員(専門部)を歴任し、特に研修会の開催にあたり、身につけた技術を生かし講師として市民の技術の習得に携わり、現在では副会長として会の運営と視聴覚機器及び教材の活用などに努め、地域の視聴覚教育の発展・充実に尽力している。 |
3 |
埼玉県 小尾 富士雄 |
昭和60年、県内市立小学校教諭として自作コンピュータソフトの開発、活用を行った。平成3年からは北本市教育委員会指導主事となり、市内全校へのコンピュータのハード・ソフトの導入を担当するとともに、埼玉県視聴覚教育指導者連絡会議幹事として11年間活動。平成15年、北本市教育長に就任、平成20年度開催の埼玉県教育メディア活用研究大会では推進副委員長として大会の成功に貢献した。現在も教育長として、情報漏えい対策システムを構築するなど、行政面からICTの推進に大きな成果を残すなど、地域の視聴覚教育の普及に尽力した。 |
4 |
東京都 稲垣 司士 |
昭和45年より35年間、岩波映画製作所に勤務し、主に学校教材・社会教育教材映画を企画製作し、平成12年製作「病院の子どもたちに生きる喜びを」は日本産業映画ビデオコンクール奨励賞・教育映像祭優秀作品賞を受賞。平成16年、東京映像メディア研究会に入会し、映画上映ボランティアを行い、平成23年からは名称をNPO法人東京映像メディア研究会に変更し、副理事長に就任し、文京アカデミー「シビックシネマサロン」、小石川図書館、真砂中央図書館において、上映ボランティアとして活動しており、地域の視聴覚教育発展に尽力している。 |
5 |
新潟県 相田 良夫 |
平成10年に民間企業を退職後、16ミリ映写機操作講習を修了し、資格取得の翌月より16ミリ映写会を始めて以来、13年10か月の期間にわたり行っており、現在も月1回、田上町公民館を会場に実施しており、平成24年5月現在まで延べ185回の上映となる。映写会は老若男女を問わず誰でも参加することができ、昔話や劇など楽しく見られるものから交通安全、防災等の学ぶ教材など幅広いジャンルから毎回4~5本を選んで上映している。長年に渡り町民の視聴覚教材に触れる機会の提供に尽力するなど、地域の視聴覚教育発展に寄与している。 |
6 |
富山県 池田 美智子 |
旅館を経営する傍ら、昭和63年、婦人会の仲間を誘い郷土の歴史と産業を学びスライド作品化する「平村郷土学習会」を発足し、意欲的に制作活動する11名の兼業主婦よりなる同会代表となる。制作したスライド教材11作品は、全て県自作郷土教材コンクールで入賞し、全国自作視聴覚教材コンクールでも、平成11年度に文部大臣賞を受賞。制作のリーダーでもある同氏の論文「ふるさとを学び伝えたい一自作スライドの制作とその活用-」は、平成4年に視聴覚教育奨励賞を受賞するなど、地域の視聴覚教育の振興に尽力している。 |
7 |
山梨県 窪田 包久 |
昭和41年から公立中学校教諭・県教育委員会に38年間勤務。その間、視聴覚教材・機材を積極的に授業に取り入れ、特に昭和44年には「ショウジョウバエの増え方」をテーマにした理科の自由研究の発表にてカメラを活用し、県の優秀賞を受賞した。教育委員会では小中高校生の貴重な体験などを番組として制作に協力、後世の資料として役立てた。退職後は山梨県社会教育放送研究会の副会長、会長として現在まで県内放送三社の制作番組を視聴活用する学習会を開催するなど、地域の視聴覚教育推進に努め、会員の拡充及び資質の向上に尽力している。 |
8 |
岐阜県 小森 利彦 |
自営業の傍ら、昭和53年映写技術証を取得し、大野町視聴覚教育協議会に入会し会計、書記、副会長を歴任し、現在まで33年間におよび映画上映活動を続けている。同氏は入会時よりボランティア組織の充実と強化を図ったり、映像技術講習会を開催し、会員の開拓に努めるなど、各種の町で開催される行事では、積極的に映画会等を行い、多くの人々に感動を与えてきた。これらの功績から、平成11年度に岐阜県教育長表彰を平成16年度に西濃地区社会教育視聴覚連絡協議会表彰を受けるなど、視聴覚教育振興における貢献は多大である。 |
9 |
愛知県 小山 信幸 |
昭和59年、県立高等学校に奉職。昭和60年から18年間にわたり愛知県高等学校視聴覚教育研究大会において研究成果「映像教材を使った世界史授業」など継続的に発表した。平成4年から合計13年間、愛知県教育放送番組の制作・企画委員として家庭教育、青少年の健全育成などに焦点を当てた番組の企画・制作に関わった。また、視聴覚教育に携わる人材の育成に取り組み、愛知県総合教育センターでは視聴覚教育の研修講師を平成9年から4年間務め、小中高等学校や市町村の視聴覚教育担当者などの養成を行うなど、大きな功績を残した。 |
10 |
愛媛県 藤本 盛弘 |
平成9年、民間企業を退職後、平成11年より今治市立視聴覚ライブラリー指導員として委嘱。同23年に退職するまで12年間、視聴覚ライブラリー指導員として、視聴覚機器、視聴覚教材の整備充実に努め、その活用促進を図った。特に毎年実施されている愛媛県視聴覚教育協会主催の16ミリ映写機点検・操作研修の際には、熟練技術者として他の参加者に指導助言し講師を補佐するなど、積極的に愛媛県下の視聴覚教育の振興に努め、地域の視聴覚教育の発展のために多大なる貢献をし、その功績は誠に顕著である。 |
11 |
熊本県 赤城 隆一 |
昭和34年から平成7年まで公立小学校に奉職。この間、視聴覚主任として自作教材の製作や16ミリフィルムの映写会を実施するなど視聴覚機器、視聴覚教材の整備充実に努めた。平成17年からはボランティアとして、地域子ども推進事業の「インターネット子ども教室」の講師、「高齢者インターネット講座」講師、高齢者向けのパソコン指導の講師を担当。平成20年より天草市視聴覚ライブラリー研究開発委員の副委員長、委員長を歴任し、夏休み期間中に「親子デジカメ編集教室」を3年連続開催するなど、視聴覚教育の振興に尽力した。 |
12 |
北九州市 林田 正 |
昭和27年から同63年まで国鉄に勤務。退職と同時に「北九州市AVEの会小倉北区会」に入会し、以来25年間、老人、福祉、児童、幼児等各施設に巡回映写会を精力的に実施し、年長者の生きがいづくりや、子どもの健全育成に尽力した。また平成6年からは地域の町内会副会長として老人会、子供会での映写活動を長年にわたって行い、市立視聴覚センター所蔵の視聴覚教材の活用普及に努めた。現在では、北九州市AVEの会小倉北区会長、北九州市AVEの会本部副会長として、地域での視聴覚教育活動の普及・発展に貢献している。 |