視聴覚教育時報 平成21年4月号(通巻648号)index
          ◆私のことば 大きな声を出そう!―私の3つのルール―/廣木三奈子(スーパーイコリーダンスプロダクション代表)
          ◆キーパーソンに聴く 視聴覚ライブラリーのこれから「学校と社会教育を繋ぐ視聴覚教育の原点」 平沢茂 前編
          ◆子どもゆめ基金助成事業―DVD教材「元気に遊ぼう!リズムでゲーム」を制作
          ◆平成19年度「教育メディア利用推進に関する調査研究事業」報告書9 郷土学習コンテンツ開発整備事業 (福井市映像文化センター )
          
          ◆えすけーぷ
          
          
           
           
     
  全国視聴覚教育連盟が子どもゆめ基金の助成を受けて作成したDVDヒップホップとリズムでゲームの2作品に2年連続で関わらせていただきました。
      
       最近、子どもたちと活動をしていて、とても気になることがあります。それはゲームやメールが好きな子どもたちに共通する「メールではオシャベリ、会うと引っ込み思案」という傾向です。ゲーム機や携帯電話の画面に向かっているときは、楽しそうに、そして時には真剣な表情も見せてくれますが、集合させると表情が乏しくなり目線も伏せがちになってしまいます。 このように自己表現が乏しく、伝達能力が低下した今の子どもたちを指導する際に、私は3つのルールを子どもたちと決めています。「大きな声で挨拶をする。人の目を見て話す。人の悪口を言わない。」活動中にこの3つが守れないと、私はダンスを教えません。最初は訳も解らず言われるままにやっている子どもたちも、徐々に顔つきが変わってきます。表情がとても豊かになり、行動も積極的になって、特にグループでの活動が活性化してきます。この簡単にできる3つの事が、子どもたちの感情やパワーを引き出す、大きなきっかけになっているようです。
      
       今回、私はDVDビデオ「リズムでゲーム」の制作に参加させていただき、その中で特に配慮したのが「テレビ画面」と「見る子どもたち」の関係です。この作品が単なるテレビゲームで終わらせないために、「司会者が画面を見る子どもたちに問いかけ、出演する子どもたちも大きな声で返事をする。」という演出が繰り返されています。単純なやり取りですが、この大きな声で返事をするという習慣は、今の時代にはとても大切だと思います。
      
       「相手の目を見て、大きな声で話す。」この習慣を身に付ければ、子どもたちの自己表現力や伝達能力は豊かになり、家庭や学校でも実りの多い生活・活動ができると思います。このDVDビデオを通して、多くの子どもたちに身体を動かし表現する事の素晴らしさがお伝えできればと願っております。
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      メディアの進化で教育の方法は変わったが、突き詰めると視聴覚教育の思想が原点にあるように思えてならない。視聴覚ライブラリーも同様で呼称はともかく、自らの存在価値を認識しているかどうか疑問を抱くことがある。今号より、トピックスのキーパーソンとなる方々に登場いただき、インタビュー形式により、全国視聴覚教育連盟専門委員長・松田實がお話を伺う。
     
      
       | 平沢 茂 : 略歴 昭和42年東京教育大学を卒業、教育学関係出版社に勤務の後、東京教育大学大学院教育学研究科修士課程にて教育学修士の学位を取得。昭和52年筑波大学大学院博士課程教育学研究科に進み、昭和56年からは、亜細亜大学専任講師に就任。昭和60年に助教授、平成2年に教授となる。平成5年からは文教大学教育学部教授、同大学教育研究所所長。現在に至るまで一貫して視聴覚教育・メディア教育の理論及びその応用に関する研究と教育に従事する。その他、(財)日本視聴覚教育協会、日本学校視聴覚教育連盟及び全国視聴覚教育連盟における各種調査研究、開発研究、実践研究に関して永年指導している。主な著書に「メディア教育のすすめ」(共編著、ぎょうせい)、「学校教育と社会教育の間―生涯学習体系の創造―」(編著、ぎょうせい)など多数。
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     1. 視聴覚メディア利用の変化と視聴覚ライブラリー
     
      ○学校教育における視聴覚メディア利用の変化
      (松田)
       先生はご自身の研究のなかで、視聴覚ライブラリーが学校の視聴覚教育にどのようにアプローチしているか等について言及されていますが、学校教育において、視聴覚メディアの利用は以前に比べてどのように変わってきているのでしょうか。
        
      (平沢)
       コンピュータという情報機器が普及して、教育の中身に関するソフト的な情報がインターネットから得られるようになり、学校教育の現場でも非常に活発に利用されるようになってきています。
       インターネットに接続すると、いろいろな情報を得られますから、選択肢が広がり、より意味のあるものを選んで使用していくことが理想です。しかし、実際には手軽に見つけたものをすぐに利用して、本当にそれが意味のある情報かどうかといった吟味は充分に出来ていないという印象があります。
     
     ○映像コンテンツ利用の変化―ストーリー型利用からクリップ映像利用へ―
      (松田)
       それには映像コンテンツ利用の変化が関係しているのではないでしょうか。以前は、1番組あるいは1本、昔風に言えば、放送番組やビデオを”丸ごと利用“していましたが、現在では、そういうストーリー型利用よりもクリップ映像の利用に傾斜しているような気がしますが、どう思われますか。
       
      (平沢)
       クリップ映像が使われることも、それなりに意味があると思います。以前はストーリー性のあるものをよく使っていましたが、どちらも有効な使い方はありますから、良し悪しを言うことは出来ません。
       ただ、クリップ映像が授業で使われるときには、授業全体の構造の中での位置づけがはっきりしないケースが多いように思われます。
       私たちが、ストーリー性のあるビデオを子どもに見せるときは、構造化された概念を子どもに定着させる、位置付けさせることをつねに意識していました。授業で使う前には15分なり30分のビデオを全て事前にチェックし、授業の構造を考えながら、どう切り取るか考えましたが、今ではそういうことがないような気がします。
        
       挿絵的に映像を見せることは無意味ではありませんが、「おもしろそうだから見せる」のでは、子どもの注意は引いても、それが授業全体の中でどういう意味を持って見せられたのか、子どもは気付けないでしょう。ただ見せれば良い、といった傾向があるように感じられます。
       レコードがない時代は、クラシック音楽を聴くには会場に行くしかありませんでした。それがレコードというメディアが出てくると、片面5〜6分の30
      cmの大きな盤をひっくり返して、そこから出てくるモノラルの貧弱な音を一生懸命聞きました。LP盤になると少し手軽にステレオの音が聞けるようになりましたが、それでも盤にのせて針を降ろして、それなりの注意を払って慎重に作業して聞きました。それがCDになると、再生はボタンを押すだけ、値段も安くなり、いつでも手軽に手に入る。さらに、ipodになると、本当にいつでも聞けるわけですね。
       「文化は価値を低めていく」と看破した人がいますが、今はまさにそういう時代だろうと思います。今まで先生が、探しに探してようやく見つけた「一枚の絵」を、授業に位置付け、子どもに見せていた時代と違って、現在では適当な素材がいくらでも手に入ります。だんだん、その「一枚の絵」の持つ意味が軽くなっているように感じますね。
      
     
      ○視聴覚ライブラリーの役割
        ―「視聴覚教育」の啓発活動と学校教育のニーズへの対応―
     
      (松田)
       今まで視聴覚センター・ライブラリーは、ストーリー性を持った教材を学校へ貸し出し、地域メディアサービスの中心的な役割を果たしていました。現在、学校でクリップ映像の利用が進んでいる状況に対して、ライブラリーはどのような役割を果たしていけばよいのでしょうか。
       
      (平沢)
       今では、地域の写真や動画などクリップ映像的なものをネット配信するサービスも見られるようになりましたが、視聴覚センター・ライブラリーの多くは、ビデオやフィルムなど内容にある程度まとまりがあるものを提供してきました。クリップ映像的教材ではなく、構造化された教材がライブラリーにあることを先生に知ってもらうことが大切ではないでしょうか。もちろん、先生が望むような、クリップ映像を提供するサービスはあって良いと思います。ただし、インターネットとは異なり、学校に本当に必要と思われるものを精選して提供することが大切です。
       そして、「視聴覚教育」の本質が忘れられつつある現在、授業の本質を考えるためにも、視聴覚教育が担ってきた役割は非常に大きく、その「ねらい」を改めて認識する必要があります。ライブラリーは視聴覚教育の原点を学校に伝える役割を果たすべきだと思うのです。
        
       それには例えばメディア研修などの方法が考えられますが、その際ライブラリーの職員は、地域の視聴覚文化を育て、社会教育・学校教育の両面に対して視聴覚文化を育てるという発想を持って取り組むことがとても大切だと思います。
       また、メディア研修の講師は有識者に依頼するとしても、企画立案は職員が行うわけですから、ライブラリーの職員が、視聴覚教育に関する理解を深めておくことも必要ですね。能力のある職員がライブラリーに配属されて、「視聴覚教育」の本質を正しく地域の人に伝えていけるような活動をしてもらいたいと思います。
       映像教材を提供し、また視聴覚教育の本質を伝えるという、視聴覚ライブラリーの役割を職員がよく認識し、両者を揃えて行っていくのが良いと思います。
     
      
 
       
     2. 学校と視聴覚ライブラリーの新たな連携体制の構築
     
      ○自作視聴覚教材コンクールにおける学校と視聴覚ライ ブラリーの制作協力
     
      (松田)
       自作視聴覚教材コンクールの社会教育部門での優れた受賞作品には視聴覚ライブラリーからの出品も多く、その多くが地域の学校の先生の協力を得て制作されています。ライブラリーが制作した教材が学校の地域学習でも活用されるような、学校とライブラリーの連携体制の構築、その辺にこれからのライブラリーの
      ”生き方“があるような気がしますが、どのように思われますか。
        
      (平沢)
       毎年、自作教材コンクールを見ていますが、もっと多くのライブラリーに自発的に出品して欲しいと思います。ライブラリーにはもっと元気を出してもらいたいですね。
       ライブラリーからは非常に優れた作品が出品されていますが、単に制作し、受賞した、で終わらせず、作品を地域や学校の人に見てもらう機会をたくさん作ることが大切だと思います。地域の視聴覚文化を育てる、という発想にも繋がっていくでしょう。
       視聴覚ライブラリーは、経費不足・人手不足で大変だと思いますが、出来ることをなんとかやってみよう、という心意気が欲しいと思います。学校の先生や、地域のボランティアの手を借りることも不可能ではないし、そこで成果が上がれば、行政当局も予算を増やす方向に動くかもしれません。
     
      
      ○視聴覚ライブラリー職員の育成方法の刷新と意識改革の必要性
     
      (平沢)
       行政当局の問題もあります。
       以前は、公民館やライブラリーには20年も30年も同じ職員が配属されていましたが、現在の行政の職員の育て方はゼネラリスト本位で、スペシャリストが育成されていない。20年、30年とは言わないけれども、せめて6・7年かけて、職員を仕事が出来るまで育成するべきだと思います。そして、確実に仕事を引き継げる体制を敷き、「スペシャリストを育てる」という発想を持って欲しいと思います。
       そして、ライブラリーに配属された職員が本当にやる気になる環境を整えるために、スペシャリストとしての遇し方や育て方を首長は考える必要があります。特に教育委員会で検討すべきだと思いますね。ゼネラリスト本位の職員育成の方法は転換するべきだと思います。
        
       ライブラリーには、視聴覚教育をよく知る職員(スペシャリスト)が長い時間をかけて築き上げた功績が、脈々と今でも息づいています。ゼネラリストとして出世することに生きがいを感じる職員だけではなく、図書館や公民館、ライブラリーにいることにやりがいを感じる職員もいると思います。
       以前はライブラリーにはスペシャリストが存在しましたが、今では行政の1ポジションと化し、出世コースから外れているといった見方すらされています。しかし、私はスペシャリストを育てない国はダメになると思っているんです。極端に言うと、職人のいない社会はダメだと思います。職人を大事にできる社会は、常に健全に発展していける社会ではないかと思います。ライブラリーにも職人がいて欲しいと思いますね。
       これはライブラリー論そのものではないですが、関わりのある話として考えてもらいたいと思います。
        
       また、2・3年という短い配属期間で、与えられたポジションの中で職員自身が、「地域の視聴覚文化を育てている」という自覚と責任、意欲をもって仕事に打ち込める体制を築くことが大切だと思います。
       現在、学校教育の現場は授業時間の確保に汲々としており、情報モラルの教育に時間を割けない学校が圧倒的に多いです。そこにライブラリーが切り込んで学校をサポートするような取り組みも可能です。学校の先生に視聴覚教育の原点を伝えたり、子どもに情報モラルの問題を学ばせたりと、インターネットの時代だからこそ、ライブラリーの職員が取り組むべき課題は数多くあると思いますね。
       視聴覚ライブラリーに新しく配属された職員に「視聴覚教育」そのものについて、学ぶ機会を提供し、自身の仕事の意義がわかるような体制を整えられると良いと思います。
     
      
      ○視聴覚教育総合全国大会における全国視聴覚教育連盟の課題
     
      (松田)
       全国大会における全視連の存在感が希薄になってきているように思えますが、今後はどのように取り組んでいくべきでしょうか。
        
      (平沢)
       全国大会の中で、全視連の意味をしっかりと伝えられる仕組みをあらためて考えるべきだと思います。大会に参加した新任の職員に、最先端のICT機器を紹介するだけではなく、「視聴覚教育とは何か」という基本的なことが学べる仕組みを作ってもらいたいと思います。職員の一人一人の質が上がれば、日本全体のライブラリーの質の向上に繋がると思います。自分たちの仕事の本質を見失うと、最近流行りのことばでいう、「アイデンティティ」を失って、右往左往した挙句に「じゃあコンピュータだ」と短絡的な結果に終わってしまうのではないかと思います。
      〈次号へ続く〉
     
     
          
          
           
          
     
  平成15年度から実施している、国立オリンピック記念青少年総合センターが行う、子どもゆめ基金助成事業「子ども向け教材開発・普及活動」へ、本年度もDVD教材「元気に遊ぼう!リズムでゲーム」を作成した。
        内容は、子どもたちが実際に体を動かし汗をかき、楽しくコミュニケーションをとりながら、体力の向上「トレーニング」と反射神経を鍛える「リズム」、また協調性を育む「ゲーム」等の要素を組み合わせ、アスレチックゲームを判りやすく紹介する、DVDディスクとして、各地域の児童館・児童センター(2,042)や、視聴覚センター・ライブラリー(714)、全視連加盟団体(44)、子ども霞が関見学デー参加者(1,000)などに無料配布した。開発委員に健康運動指導士・及川朋恵氏、スーパーイコリーダンスプロダクション・廣木三奈子氏、福島眞麻氏に就任いただきご指導いただいた。
     平成15年度「ノーベル博士の科学教室」CD-ROM
      平成16年度「光のマジックかげ絵で遊ぼう」CD-ROM
      平成17年度「ことわざで調べよう!海の生き物のひみつ」 インターネット
      平成18年度「糸でひろがる楽しい世界―あやとりで遊ぼ う―」CD-ROM
      平成19年度「みんなで踊ろう!レッツヒップ 
      ホップ」DVD
     
      関連サイトリンク: http://rgame.yume-zenshi.jp/ 
      (別ウィンドウが開きます) 
     
          
          
          
          
              | ◆事例調査研究委員のコメント 
 戦後の福井市の広報映像(16ミリフィルム)を「懐かしい昭和の記録映像」としてデジタル化し、市民への貸し出しをしている。認知症の方への「回想法」として自治会型デイホームの実施団体が利用するなど、今までになかった活用方法も広まっている。
 新しい教材の購入や充実だけでなく、市町村で著作権を持つ郷土の視聴覚教材をデジタル化し、再利用していく努力は、視聴覚センター・ライブラリーの今日的な課題だといえよう。
 (全視連専門委員・佐野治之)
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      | 表題 郷土学習コンテンツ開発整備事業』 
 | 福井市映像文化センター |  
       | 「21世紀のデジタルプロジェクト事業」の経費 | 21、912、000円 | 
 
       | うち本実践に関わる予算額 | 523、000円  | 
      
     
0. 実践の概要
     
       平成18年2月の合併を期に、ホームページのリニューアルを行った際に、『映文の郷土学習コンテンツ』として、整備を図った。
       特に「懐かしい昭和の記録アーカイブ映像」は、16ミリフイルムで保存・貸出していた戦後の福井市の広報映像が著作権をクリアーし、デジタル化できたことから、作品のDVD・ビデオによる貸出しと共に、ホームページでの動画配信を開始し、コンテンツの目玉とした。
       「小中学校校章のデジタルデータ」は、各学校において使われている校章の、原図保存があやふやになっている中で、現時点での資料によりデジタル化することで、様々な形での活用と永久保存することを目的に作成した。各学校へは、原図やそれに近い資料の提出を頂くと共に、由来の残っている学校については、同時にホームページへの掲載を行った(平成18年6月)。
       「福井の偉人たち」は、平成15・16年度にコンテンツの作成を行ったものを掲載した。その後、使用されているイラストの著作権も持っていることから「歴史人物キャラクター画像」として掲載し、主に学習素材として「利用規約」に基づく利用を可能とした(平成18年12月)。さらに、イラストの活用例も増えてきたため、「歴史人物キャラクター画像利用例」のページを作成し、紹介している(平成19年3月)。
       「福井市景観記録デジタルアーカイブ」は、平成6年から撮影を開始し、平成16年度からホームページに単独で掲載していたものを、学習コンテンツとして統合し、毎年更新を行っている。
       また、近年の地域の災害で映像として保有していたものも動画で配信している。 
     
 
     1. 実践の背景
     
       すでに、学習コンテンツとして順次整備を図ってきたが、その後の地上波デジタル放送などを含め、全国的にサーバーによるコンテンツ配信の環境が整ってきた。
       こうした状況下で、各視聴覚ライブラリーの役割は、地域の特色ある学習コンテンツの情報発信であることを、研修や講演で教えていただいた。
      
     2. 実践のねらい
     
       郷土学習コンテンツとして、ホームページ上に纏めて掲載し、内容によっては『市政広報誌』や更新内容等をメールマガジンでお知らせしてきた。
       特に「懐かしい昭和の記録アーカイブ映像」については、地元新聞にも掲載されたり、地元ケーブルテレビの市の行政チャンネルで放映されたりした。また、高齢者の集まる当市の「自治会型デイホーム」の実施団体へ依頼して、利用の周知を図ってきた。
       さらに『福井の偉人たち』では、キャラクターで幟旗を作り、「越前時代行列」に利用してもらうなど、いくつかの活用方法についても掲載している。
      
     3. 実践内容
     
       「懐かしい昭和の記録アーカイブ映像」では、素材作成の経緯から個人貸出しも行っている。
       また、『小中学校校章のデジタルデータ』『歴史人物キャラクター画像』『福井市景観記録デジタルアーカイブ』等のデジタルデータを、ホームページで直接取り込めるようにしている。
      
     4. 特長・工夫・努力した点
     
       「懐かしい昭和の記録アーカイブ映像」では、動画での配信も行っている。
       他のコンテンツでも、直接取り込めるように利用しやすい形式で掲載している。
      
     5. 実践結果
     
       「懐かしい昭和の記録アーカイブ映像」については、認知症での『回想法』にも活用できることから、「自治会型デイホーム」の実施団体へ素材(DVD・ビデオ)を渡し、関係者に直接貸出している。
      
     6. 考察および今後の課題
     
       利用された方には満足頂いているが、残念ながら色々な機会に広報を行っても、利用拡大には繋がっていない。
       現在、『民俗の風景デジタルアーカイブ』事業として、市内の民俗無形文化財(神事・祭等)を撮影・編集・ホームページでの動画掲載の作業を進めているが、地元の人からはきちんとした映像で保存していくことを感謝されている。
        
     
     7. ホームページアドレス
       
     http://www.city.fukui.lg.jp/d620/eibun/contents/index.html
     
          
          
      ◆新たな年度がスタートしました。ご協力頂いた専門委員の方々も多数が異動されました。全視連としては、戦力ダウンなのですが、ご栄転おめでとうございますとお祝いの言葉を言わなければならない。それだけ力のある方々なので、新任地において必ずや持てる力を発揮される事と信じております。しかし、あらたに委嘱する方々のご協力を頂き組織の一層の強化を図ろうと準備を進めています。
      ◆とくに、今年度は、全視連改革提言を受けての改革スタートの年として位置づける年でもあります。
       今日の情報化社会にフィットした組織体制や事業改革を進め、教育メディア推進体制の活性化を図ろうと考えています。ご支援ご協力のほどをお願いします。
      ◆今年度の地区別教育メディア研修会の開催地区がほぼ内定しました。
     
     
          
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